日本体育大学(横浜・健志台キャンパス/青葉区鴨志田町)が1月2日、3日の第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に74年連続74回目の出場を果たす。チーム一丸となり、目標のシード権確保を目指す。
過去10回の総合優勝を誇る名門だが、前回は総合14位とシード権獲得ならず、3年連続で予選会からの出場。一昨年着任した玉城良二駅伝監督は高校女子駅伝で実績のある名将。「何をやったかではなく、何を目的にやってきたか」を大事に指導してきた。チームとしても個人としても走力アップに磨きをかけ、昨年10月に行われた予選会を3位で突破した。
12月13日に行われた共同記者会見で、玉城監督は「前回大会の経験者は4人だけだが、4年生が生活や合宿で手本となり、学生チームのあるべき姿ができている。秋以降、単独走でも手応えを感じ仕上がりは問題なく順調」とコメント。「シード権を獲得すること」と目標を掲げ「往路でシード権内、復路ではシードを狙うチームと競り合いが見られれば面白い」と展望を語った。その上で「前回大会は準備の時間がなかった。学生として当たり前のことを丁寧にやりながら、74回連続で出場できることに感謝し、日本体育大学伝統の襷をつなぐ駅伝を箱根路で見せたい」と意気込みを語った。
主将がチーム牽引
本選エントリーメンバーについて、4年生の出した原案と玉城監督らの選考が16人、すべて一致した。全員がチームの事を把握し、意識も統一されていることを裏付けるエピソードだが、そんな玉城監督が信頼を寄せ、チームを引っ張ってきたのが岡嶋翼駅伝主将(4年)だ。前回大会に出場した6人が卒業し、周囲から総合力が低下したと言われる中で、正面から向き合ってきた。
出場した昨年11月の全日本大学駅伝では満足できない走りだったが、「受け取った襷は、今まで走ってきたメンバーの汗がしみ込み、重みがあった」と振り返り「箱根駅伝では悔しさを晴らしたい」と思いを語る。粘り強さが持ち味。「希望は10区。自分の力でシード権を獲得し終わりたい」と決意を語る。
「エースとして攻めの走りを」
シード権獲得のため往路が重要と語る玉城監督。キーマンとなるのが藤本珠輝選手(3年)だ。箱根駅伝を「集大成」と語り、3度目の出場。前々回は5区山上りを任され区間16位、前回は1区で8位と着実に順位を伸ばす。目標は「往路で区間3位を目指す。エースとして攻めの走りでチームに流れを作りたい」と気合は十分。
地元の青葉区民に向けて、玉城監督は「元気を届けれられるような走りを見てもらえたら」と意気込む。
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