神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2022年4月7日 エリアトップへ

すすき野に4月1日、「まちの保健室」を開所した 横山 郁子さん 荏田町在住 53歳

公開:2022年4月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

看護の力で笑顔を広げ

 ○…「看護を通して笑顔が感染する活動を」を合言葉に、区内で出張形式の健康相談会「まちの保健室」を開いて4年。念願だった常設拠点をすすき野に開所した。「医療への架け橋として、健康が気になればいつでも駆け込める場にしたい」。近隣住民がボランティアを申し出たり看護師が見学に来たりと、早くも地域と医療をつなぐ拠点になっている。

 ○…演奏家を目指して音大で学んでいたが、1年生の頃に手術入院したことが人生の転機に。「患者に寄り添った声掛けをする看護師になりたい」と思い立ち、音大を中退。日中のアルバイトで学費を工面しながら夜間の看護学校に通い、免許を取得した。「親には申し訳なかったけど当時はがむしゃらだった」と振り返る。

 ○…8年勤務した外科病棟では看取ることも多く、「このまま病院で亡くなることが患者のためになるのか」と自問自答。「住み慣れた家に看護を持ち込めれば」と訪問看護に転職。3年前に独立して会社を立ち上げた。「自宅療養は家族の負担も多いが、一日一日を大切に一緒に過ごせる」。がんを患い、在宅医療を選んだ母親の看護体験も生かされている。「食べたいものを食べ、行きたい場所に行く。患者さんのやりたいことが叶えられたときが一番うれしい」と目を細める。

 ○…趣味はマリンバ演奏。地元の横浜緑吹奏楽団には15歳から所属している。楽団で出会った夫と大学生の息子の3人暮らし。「今回の開所準備も家族に手伝ってもらった。日頃の協力があってこそ」と感謝する。今後の目標は「生活に関わることすべてを解決でき、地域の人も活躍できる場にまちの保健室を育てていくこと」。信じてきた看護の力で、地域に笑顔を「感染」させる。

青葉区版の人物風土記最新6

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook