架空請求詐欺を未然に防いだとして、ローソン青葉桜台店に勤務している土屋香織さん(55)に5月18日、青葉警察署から感謝状が贈られた。
土屋さんは4月23日、70代の男性が5万円分のGoogle Playギフトカードを購入したため、不審に思って使い道を尋ねたという。男性は「パソコンでウェブサイトを開いたところエラーになり、5万円を要求された」と話したため、詐欺だと確信。土屋さんの指摘にも男性は「大丈夫だ」と言って譲らなかったというが、粘り強く説得し、警察に通報。警察官から詐欺だと説明され、男性は納得したという。購入したギフトカードはキャンセル処理をし、返金している。
実父がオレオレ詐欺の被害に遭った経験から、普段から詐欺防止を意識していたという土屋さん。「被害を防げて良かった。お年寄りを狙った詐欺はたくさんあるので、これからも阻止したい」と話し、「ひるまずに声掛けすることを他のスタッフにも伝えていきたい」と語った。また、感謝状を手渡した同署生活安全課の担当者は「身近なコンビニで被害を防いでくれてありがたい」と語った。
潜在的に相当被害か
同署によると、架空請求詐欺は被害額が5万円や10万円など他の詐欺に比べれば少額であることや、成人向けウェブサイトの閲覧が理由であることも多く、被害届が出されることは少ないという。しかし、相当数の相談は受けており、潜在的には相当な被害があると考えられている。同署は「プリペイドカードなどを購入させる手口は、すべて詐欺だと考え、購入して送る前に警察署まで相談してほしい」と呼び掛けている。
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