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青葉区版 公開:2022年7月28日 エリアトップへ

あかね台熊の谷(やと)公園の清掃や花壇の手入れをしている 恒吉 ユリ子さん あかね台在住 76歳

公開:2022年7月28日

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地域への思い、公園に込め

 ○…70歳で仕事を辞めたことを機に、公園の手入れに毎日励むようになって7年目。公園との関わりは16年前、あかね台への転居を機に夫が愛護会に入ったこと。休日に手伝う内に愛着が湧いていった。「それに、近所の人が別の公園を毎日清掃しているのを見て、いつか私もと思っていたのよ」。公園は7844平方メートルもの広さで、水やりだけで1時間半。ホースが届かないところはバケツで水を運ぶ。最近、「恒吉さんが引っ越してきてから公園がきれいですね」と声を掛けられた。感謝の声がやりがいだ。

 ○…福島県出身。詐欺に遭って全財産をなくした両親を見て、「私がお金を稼ぐ」と15歳で上京し、美容室で住み込み見習いとして働いた。当時の給料は2500円。「何とかやり繰りして親にプレゼントを贈ったの」と懐かしむ。24歳で結婚。「夫の母は戦争未亡人だった。苦労してほしくなかった」。親孝行したい一心で、25歳で宮前平に美容室を開店し休む間もなく働いた。「子育てとの両立は大変だったけど、自分の店で稼いだお金でたくさん親孝行できた」と朗らかだ。

 ○…膝のリハビリを兼ねて50歳で始めた社交ダンスに10年間没頭。唯一手元に残している白色のドレスは、「死ぬときに着せてね」と家族に伝えている。仕事の息抜きだった一人晩酌は今も習慣。山桃や花梨(かりん)、朝鮮人参などを漬けた自家製の焼酎がお気に入りだ。

 ○…活動の根底にあるのは子どもたちと地域の未来を思う気持ち。「公園がきれいだと防犯になる。そして、気持ちよく遊んでもらって大人になってもあかね台を好きでいてもらいたい」。最近は、一緒に手入れしてくれる仲間も増えてきた。「倒れるまで毎日やりますよ」。日々の手入れに思いを込める。

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