事実上の次の首相を決める自民党総裁選挙が9月27日に投開票され、石破茂氏が当選した。総裁選は過去最多の9人で争われ、神奈川県内からは小泉進次郎氏(衆院11区)と河野太郎氏(衆院15区)の2人が立候補していた。
県内の党員投票では小泉氏が得票数の約35%となる1万5082票でトップだった。3度目の総裁選挑戦となった河野氏は県内では全体の約1割の得票で4位だった。
規定により、1回目の投票では全国の党員投票の割合に応じて368票が各候補者に配分された。小泉氏は党員票では61票、河野氏は8票だった。
小泉氏は1回目の投票で議員票も合わせて136票にとどまり、党員票で上位だった高市早苗氏、石破氏に次ぐ3位で上位2人による決選投票に進めなかった。河野氏は30票で8位だった。
小泉氏の支持、全国に広がらず
小泉氏は告示前の9月8日に桜木町駅前で演説会を行い、菅義偉前首相や県内選出の多くの国会議員、地方議員が集まり、支持の広さを示していた。総裁選で3位に終わったことに関し、小泉氏を支援した県会議員は「予想以上に小泉氏の支持が全国に広がらなかった」と話していた。
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