神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年2月22日 エリアトップへ

すすき野で32年間人形劇公演を主催する 臼田 欣也さん 荏子田在住 65歳

公開:2018年2月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

人形に想像力当てはめて

 ○…すすき野にプロの人形劇団「ひとみ座」を招き、年3回公演を主催する。「劇場に子どもを連れていかなくても地域で気軽に見ることができれば」と当初は2人の愛娘のためだったが、気が付けば32年。見に来た子どもが中高生となって手伝ってくれたり、親として子どもと再び観劇に来てくれることも。「劇を見た子どもが喜んでくれると嬉しくて。私も力をもらえる」。長年続けてきた理由を語る。

 ○…少年時代、「ひょっこりひょうたん島」のストーリーや生放送のワクワク感に魅せられたのが人形劇好きとなるきっかけだった。大学生になると当然のように人形劇サークルに入るが、当初は音響や舞台装置の裏方志望。転機はプロ劇団による大人向けの作品と出会ったこと。「簡素化された人形に、表情や感情があるように見えて衝撃を受けた」と振り返る。以後は年齢を問わず楽しめる表現の幅広さに魅力を感じ、脚本や演じ手もこなすように。卒業後はエンジニアとして働きながらアマチュア劇団で活動。現在では川崎の人形劇まつりの事務局を務めるなど、その活動は多岐にわたる。

 ○…人形劇の魅力を「生身ではない人形だからこそ、想像力を投影しやすい」と語る。さまざまな娯楽に溢れている現代だが、子どもたちには変わらずに想像力を膨らませる機会を持ってほしいと願う。加えて「演じ手は劇を見た子どもの声にその場で反応する」と話すライブ感。「ゲーム画面とは違う、双方向のコミュニケーションを体験してほしい」と思いは熱い。

 ○…定年退職し、ますます人形劇の活動に熱が入る一方、地域の男性コーラスにも参加。周囲は学生時代から歌っていた実力者ばかりだが、人形劇を演じる上で培った発声が生きているのだとか。孫は2人。「今は孫のために人形劇を続けている」と頬もゆるむ。2020年に迎える予定の「100回目までは頑張りたい」と柔らかな表情で話す。

青葉区版の人物風土記最新6

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook