神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年3月22日 エリアトップへ

NPO法人「神奈川県転倒予防医学研究会」の理事長として、高齢者の元気づくりに取り組む 朝香 好平さん 荏子田在住 69歳

公開:2018年3月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

「転倒予防で幸せな最期を」

 ○…転倒すると高齢者は骨折しやすく、それが寝たきりの生活につながりやすい。元気で人生を全うするために、まずは転ばないことが大事。そう考えてNPO法人を立ち上げ、昨年3月からたまプラーザ地域ケアプラザで転倒予防の講習を開始。今春からはより活動を広げようと介護予防プログラム「青葉GOGOクラブ」をスタートさせる。

 ○…静岡県出身で幼少期に町田市へ。当時流れていたラジオの影響でジャズトランペットを始め、そのままプロの奏者として20代を過ごす。「人を感動させたかった」と懐かしそうに振り返るが、当時はライバルも多く、泣く泣く活動を断念することに。それでも家族の支えで立ち直り、30代で青葉台に経営コンサルタントの会社を設立した。「田園都市線が好きでね。乗っている人たちが自分の価値観に合っているんです」。多忙な日々を過ごす一方で、持病の腰痛が悪化。多くの治療院巡りや、入院の経験が転機となり、整体師への道を志す。現在は区内で6店舗経営する整体師として、青葉区民の「痛み」と向き合ってきた。

 ○…両親の死をきっかけに幸せな死に方を意識し始める。「好き勝手やっていた父親は5日間入院してそのままこの世を去り、苦労性の母親は2年半寝たきりで最期を迎えた。本当に幸せなのは、ピンピンコロリではないか」。そうした思いの中で「日本転倒予防学会」の講演を聞いて共感。最期を迎えるぎりぎりまで元気で過ごす手伝いをしたい。そう考えて5年前にNPO法人を立ち上げ、転倒予防の取り組みを始めた。

 ○…「転倒しないことが目標ではなく、健やかで心豊かに暮らすことが一番大事」。春からスタートするプログラムでは、転倒予防だけではなく高齢者に「わくわくできるようになってほしい」と居場所づくりも目指す。講演活動を趣味に挙げ「今後は転倒予防の運動を地域全体に広めていきたいですね」と微笑んだ。

青葉区版の人物風土記最新6

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

冨樫 剛一さん

2月1日から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

すすき野出身 52歳

2月29日

岡﨑 萌々(もも)さん

第78回市町村対抗かながわ駅伝に横浜市代表として出場し、優勝に貢献した

岡﨑 萌々(もも)さん

青葉区在住 16歳

2月22日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第43回 「一人で悩まず、一緒に子育てしていきます」

    3月28日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.9 塗装業も歯科医も「専門家」を選ぼう

    3月21日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook