神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年4月26日 エリアトップへ

横浜市内ひきこもり 中高年も該当、浮き彫りに 推計1万2000人

社会

公開:2018年4月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市が昨年度に初めて実施した「市民生活実態調査」の集計結果が公表され、40〜64歳の市民のうち、1万2000人がひきこもり状態にあると推計された。市は今後、対策を検討する考えだ。

 ひきこもりとは、ほとんど家から出ない状態が6カ月以上経過し、かつ、病気や介護・育児を理由としていない人を指す。

 今回の調査はひきこもりの長期化や高年齢化に対する社会的関心の高まりが理由。調査の結果、同年代約131万1000人中、約1万2000人がひきこもり状態にあることが推計され、高年齢化が浮き彫りとなった形だ。これに対し、市の担当者は「これまで若者の問題とされてきたが、中高年も該当することが分かった」と話し、主な要因を「企業の雇用形態の変化や、仕事のスピードが求められ、その要望に応えられないことでストレスを感じてしまうなど様々なことが考えられる」とした。また、ひきこもりになってからの期間を「10年以上〜20年未満」と回答した人が最も多かった。

 中高年の支援については、各区役所に高齢・障害支援、生活困窮者自立支援、就労準備支援などの相談窓口を設置している。市担当者は調査結果を受け、「統計を取れたことに意味がある」とした上で「内閣府実施調査の結果などを考慮し、市としてどのような対策ができるのかを検討したい」と話している。

「子ども・若者」前回比増

 市民生活実態調査のほか、15〜39歳を対象とした「横浜市子ども・若者実態調査」も実施。ひきこもりと推計される人数は約1万5000人だった。前回、2012年度に調査した時には約8000人で、7000人増加したことになる。

 普段自宅でしていることについて尋ねたところ、今回から選択肢に加わった「スマートフォン」が79・1%と一番多く、前回最も多かった「テレビを見る」を上回った。

 これまで市は「横浜市子ども・若者支援協議会」などと連携しながら様々な支援を実施してきた。また、昨年には全区役所に無料の専門相談窓口を設置したほか、今年度は各区でセミナーや相談会を実施予定。市では「引き続き支援体制を整えていきたい」としている。

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook