新たな交通形態「小さい交通」をテーマに4月21日、区役所で交通まちづくり公開講座が開催された。区民の意見を集約し、行政などに伝える役割を持つ青葉区民会議(嶋田敦雄代表)が主催。
講座は昨年末に同会議が実施した交通アンケートの報告をかねて開催。小さい交通とは東京大学名誉教授の大野秀敏さんが提唱した、地域内で利用できる新しい交通形態のこと。移動することが困難な、高齢者などの交通弱者への対応策として、今回の講座テーマとして選ばれた。
当日は地域住民など80人以上が参加。1部で基調講演、2部で報告会と意見交流会が行われた。基調講演では大野名誉教授が登壇。「人口が減ると税収が減り、公共サービスも縮小する。今後は交通システムそのものを変更していく必要がある」と呼びかけていた。
報告会では、バスや自動車の利用目的が、買い物など地域内交通が主であることを説明。また地域で広まる小さい交通の事例として、総合病院が提供する高齢者が任意の場所で降車できる送迎バスサービスなどが紹介された。嶋田代表は「色々な交通システムがあるが、実現するために自分たちで責任を持って取り組むことが大事」と話した。
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