介護付き有料老人ホームを運営している新石川の工藤建設(株)に、技術者派遣事業を行っている(株)アルプス技研が介護用車いす11台を寄贈した。
寄贈は、アルプス技研が今年創業50周年を迎えることから記念事業として行われたもの。工藤建設は今秋、ミャンマーの介護実習生をアルプス技研を介して受け入れるなど両社に関わりがあったことから実現に至った。
5月8日に工藤建設本社で行われた贈呈式には、工藤建設の工藤英司代表取締役とアルプス技研の今村篤代表取締役が出席。工藤代表取締役は「丈夫な車いすを頂いた。サービス向上に役立てていきたい」と感謝を述べた。
外国人の介護実習生
介護分野の人材不足が叫ばれる中、昨年11月、外国人技能実習制度に「介護」職種が追加。今後、外国人の実習生受け入れが全国で始まる。
アルプス技研は人材育成や外国人人材の受け入れノウハウを生かし、ミャンマー人の送り出し機関として事業を開始。工藤建設が秋に受け入れるミャンマー人実習生は男性7人で、市内でも初めての事例とみられる。今村代表取締役は「ミャンマーは仏教国で年上を敬う国民性。そのホスピタリティは介護にぴったり」と話し、少子高齢化が進む日本における介護人材として自信を示す。一方、工藤代表取締役は人材確保の難しさを説明しつつ、「毎年ミャンマー人実習生を受け入れ、モデルケースになれれば」と話していた。
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