横浜田園ロータリークラブの会長に就任した 井上 英雄さん 緑区長津田在住 75歳
「一歩前進」胸にスタート
○…各種事業への寄付に加え、藤が丘駅前公園のバラ園管理や区民まつり参加、中学生への職業講話など積極的に奉仕活動を続けてきた横浜田園ロータリークラブ。その新会長として「継続してきた事業をきちんと行いながらも『一歩前進』の活動をしたい」。活動の活発化と会員同士の関係強化を念頭に抱負を語る。
○…長津田出身。大学を卒業後、東急建設(株)に就職。道路の整備など全国を舞台に仕事していたが、家業である不動産管理の仕事を継ぐべく、25年間勤めた会社を退職。以来、地域活動にも取り組み始めた。ロータリークラブへの入会も社会奉仕への強い思いからだが、父がクラブの創立会員だったこともあり、自然な流れだったと振り返る。JA田奈の代表理事組合長を歴任し、現在は大林寺の筆頭総代を務めるなど地域の顔役でもある。
○…地域活動の中でも30年近く続けているのが犯罪者の立ち直りを支援する保護司だ。「罪ではなく対象者と向き合う。ひとりの人間として心をつかめるかどうか」。その誠実、実直な人柄で、今までに100人近くの更生に携わってきた。一方、地域活動を離れると、元々が農家の家系ということもあり、畑で野菜作りも。「マニュアル通りにはいかないな」と笑いながらも充実した生活を送る。長年連れ添ってきた妻とは再来年に金婚式。「お互いに健康で、お祝いをしたいね」とにっこり。
○…前年度に創立40周年を迎えた同クラブ。今年は50周年に向けてスタートを切る大事な1年だ。奉仕活動の在り方も多様化するなか、ロータリークラブならではの奉仕をどう考えていくかが、次の10年の大きなテーマだと背筋を伸ばす。年齢や職業は関係なく、強い絆ができるクラブの魅力を改めて伝えつつ、新しい歴史に向け歩み始める。
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