今年で築44年を迎えたすすき野団地の将来を考えようと、横浜市の「マンション・団地再生コーディネート支援事業」を活用した「マスタープランづくり」が同団地でスタートしている。いつかはやって来る団地の最後を想定したうえで、それまでをいかに住みよい団地にするか、今後のまちづくりへの取り組みをプランにしていく、という計画だ。
プラン作りにあたり、すすき野住宅管理組合は1回目の会議を6月末に実施した。当日は、支援事業によって派遣されたNPO法人横浜プランナーズネットワークがコーディネーターとして参加。団地に住む20人以上がグループに分かれて対話形式で、団地の課題と将来の目標について意見を出し合い、共有した=写真(同組合提供)。参加者からは入居者の高齢化や、若い人を呼び込むにはどうしたらよいか、といった話題が上がっていた。
マスタープランは、5〜10年ほど先の目標を想定し、2020年度をめどに取りまとめていく予定。今年度は、残り4回の会議を予定し、団地のあるべき将来像のために取り組むべきことや、行動計画などについて話し合いを続けていく。
同組合の小柴健一理事長は「ネガティブに捉えられがちな団地の高齢化をポジティブに変え、取り組んでいきたい。団地には元気な高齢者も多いので、今後住民同士で助け合える仕組みづくりを考えていければ」と話す。
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