神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年7月26日 エリアトップへ

ネットの危険 子どもに  市が啓発リーフレット

社会

公開:2018年7月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市はスマートフォンや携帯電話を使用する年齢が低下していることを受け、「サイバー子ども安全リーフレット」を作成。SNSなどを悪用した犯罪等に巻き込まれないように注意を呼び掛けている。

 リーフレットはA5サイズで12万5000部を印刷。市内の3年生以上の小学生に配布されたほか、市民局のHP(ホームページ)からダウンロードできる。

 リーフレットには、SNSで知り合った人と会うことや自分の写真を送ることの危険性を伝えているほか、インターネットを使用する際の注意点が書かれている。また、保護者に対してはフィルタリングの利用、使い方のルール作り・見守りを呼び掛ける内容だ。

児童買春の被害も

 市の2014年度調査によると、小学5、6年生のスマートフォン所持率は29・1%になる。市民局地域防犯支援課はスマートフォンなどの所持率は年々増加しており、合わせて児童買春や性犯罪、児童ポルノ、自撮り写真などに関する被害も発生していると説明する。担当者は「ネットの怖さが分からないからこそ狙われやすい」と子どものインターネット利用について注意を呼びかけている。

 青葉警察署によると、過去には区内でもLINEを使った嫌がらせ案件も発生している。また、同署は通報までされず、学校内の対応で済んでいる案件も多いと認識しているという。

山内小で安全教室

 リーフレットを活用した「サイバー子ども安全教室」が7月19日、山内小学校の5、6年生を対象に行われた=写真。

 市内の小学校に先駆けて神奈川県警サイバー犯罪対策課と連携して行われた同教室。当日は同課の夘野(うの)智喜さんがリーフレットに沿って注意を呼び掛けていたほか、SNSにアップされた食事写真を題材に、どこまで情報が分かるかなどをクイズ形式で尋ねる場面も。夘野さんは「写真は一番の情報源」と話し、日付や名前、人数、場所、年齢、学校名が特定される可能性があると説明していた。また、「SNSを人を傷つける道具にしてはだめ」と悪口の書き込みなどについても注意を呼び掛けていた。

 参加した男子児童は「軽い気持ちでやったことが危ないことになったりすることが分かった」など感想を話していた。同小の䑓野啓司校長は「キッズケータイやスマートフォンの所持は着実に増えており、中学校入学前にさらに増加する」と指摘。「使い始めると夢中になってしまうので、素直に注意を聞いてくれる今の時期に有益な教室だった」と振り返っていた。
 

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook