プロ野球ドラフト会議が10月25日に都内で行われ、日本体育大学=鴨志田町=から2人、国学院大学=新石川=から1人が指名された。いずれも投手で、1位指名が2人、2位指名が1人と上位で選ばれており、プロでの活躍が期待されている。
日体大・松本航(わたる)選手(体育学部・21)は埼玉西武ライオンズから1位で、東妻(あずま)勇輔選手(体育学部・22)は千葉ロッテマリーンズから2位で指名された。また、国学院大・清水昇選手(文学部・22)も東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた。
二枚看板がプロ入り
松本選手と東妻選手は日体大が誇る二枚看板。昨年の明治神宮野球大会で優勝し、37年ぶりの日本一に導いた両右腕がプロの道を開いた。ドラフト当日、日体大は横浜・健志台キャンパスの学生食堂でパブリックビューイングを実施。硬式野球部の部員を始め、多くの学生、関係者がドラフト会議の中継を見守った。
松本選手は侍ジャパン大学代表に2年続けて選ばれるなど経験豊富な即戦力投手。1順目で唯一の単独指名を受け、「素直にうれしく思っている」と喜びを口にした。また、今年リーグ優勝を果たした西武については「素晴らしい選手がたくさんいるチーム」と印象を述べ、2桁勝利とともに「新人王を取れるように一生懸命がんばりたい」と力強く抱負を語った。
2位で指名を受けた東妻選手は、昨年秋のリーグ戦でノーヒットノーランを達成した本格派右腕。「小さな頃から夢だったプロ野球という舞台に行けることがすごくうれしい」と笑顔を見せた。また、松本選手と同じリーグになったことを受け、「楽しみでもあるが、絶対に負けないようにがんばりたい」とライバル心をのぞかせ、開幕1軍を目指すと語った。
総合力高い清水選手
国学院大の硬式野球部でプロ志望届を出したのは清水選手1人。帝京高校出身で球速150Kmの右腕。同部の鳥山泰孝監督は「ゲームメイクも長けた総合力の高い投手」と評価する逸材だ。
同大のたまプラーザキャンパスには部員や関係者などが集い、スクリーンに映し出される中継の様子を見守った。各球団の3度目の1位指名が進む中、ヤクルトが指名。その瞬間、会場は大きく湧きあがった。清水選手は「1位とは思っていなかった。仲間が喜んでいて、指名されたとやっと感じた」と話す。一方で「ようやくスタートラインに立てた。すごく嬉しい」と喜びを語った。また、プロに向けて「強気なピッチングができれば」と目標を話し、「たくさんの人に感動を与えられる選手になりたい」と語っていた。
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