青葉区版
最新号:2020年10月 8日号

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陶磁器絵付師として横浜マイスターに選定された
大木 しのぶさん
美しが丘在住 52歳
10月 1日号

手仕事の魅力広めて

 ○…動物の温かさ、生き生きとした動き、目の輝き。愛情を注がれているペット一匹一匹を思い、陶磁器上で魂を込めて筆を動かす。28年前、日本で例のないペット絵付け陶磁器専門アーティストとして活動を始め、新たな分野を確立。技術習得と制作を重ね、横浜マイスターに。「努力だけは誰にも負けまいとやってきた。認めてもらい嬉しい」と凛と語る。

 ○…秩父で生まれ、幼少から動物に囲まれて育った。動物好きだった父が飼っていた伝書鳩や鶏の世話の手伝いも当たり前。中でも好きなのが犬だった。大人になっても犬好きは変わらず「こんなに可愛い犬、何とか形に残したい」との思いが制作の原動力に。現在、ペットの飼い主から依頼を受けて作品の受注生産を行うほか、サロンで教室も主宰。洋食器の絵付けから有田焼の色絵・染付技法と幅広く作品を手掛け、指導する。

 ○…洋食器と言えば花や天使等の絵柄が主流でかつては犬を描くのはご法度も同然。結婚後、初めて憧れだった絵付けの門を叩いたが「飼い犬を描きたい」との情熱は受け入れられず、教室帰りに一人涙する日々。もっと技術があれば――。その思いで洋から和まで絵付けの技術保持者に師事を仰ぎ必死に技術を磨き続けた。区内作品展から銀座の画廊、三越の個展へと徐々に道なき道を開き約30年。今や陶磁器の動物画は多くの作家や大手メーカーも扱うほど。「何百年と残る陶磁器。いい加減な物は残せない。代々受け継がれる作品を魂込めて作ります」

 ○…趣味は陶芸に料理と、今も学びはやまない。「同じ料理でも、手作りの食器なら受け取る気持ちも違う。日常で使えるアートで、手作りは人の心を豊かにする力がある。ものづくりの喜びを広められたら」




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