横浜市立長津田小学校（阿部ふさな校長、児童数５３０人）で先月23日、３年生の児童が長津田囃子の「発表会」を実施し、多くの保護者らが集まった。
長津田囃子は、横浜市無形文化財に認定されている地域の伝統芸能。同校では歴史ある文化を学ぼうと、昨年から総合学習の時間に長津田囃子保存会（本所幸一会長）会員による指導のもと、練習を重ねてきた。
児童は発表会当日、手作りのひょっとこやおかめのお面などを身にまとい、笛の音に合わせて太鼓や踊りの演技を披露した（＝写真）。実行委員長を務めた安田愛美さんは「緊張したけど、練習の成果を発揮できたと思います」と笑顔で話した。
地域から善意の気持ち
発表会で使用された太鼓の中には、同校の中山正人ＰＴＡ会長らが周辺地域に声を掛け、集まった寄付金で購入した太鼓が数台あるという。「長く続けて欲しいという気持ちです。ご協力頂いた地域の方々には感謝をしています」と中山会長。阿部校長は「子どもたちはとてもイキイキとしていました。今後も地域の人たちとのつながりを大切にしてほしい」と話した。
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