横浜市がこのほど発表した『平成22年度小学校等卒業予定者の進路状況調査』によると、今春に緑区から卒業する児童のうち、88・7%が公立中学校へ進学予定であることがわかった。これは、市内では瀬谷区、旭区、南区についで4番目の数値となり、区内では”公立志向”が強い結果となった。
同調査によると、今春、緑区内から小学校を卒表する児童は1808人。そのうち、1604人が公立中学校へ進学、私立中学校への進学は200人で全体の11・1%だった。
昨年度の数値と比べてみると、私立進学率は14・0%から約3ポイント減少しており、今年度は私学進学を控え、公立を志望した傾向があるようだ。
横浜市平均を上回る
横浜市で見てみると、33010人が小学校を卒業し、公立中学校への進学予定者は27149人で全体の82・2%となっている。緑区の数値は市の平均を上回っており、その点からも、今年度は公立への意識が高いことがうかがえる。
私学進学率1位は青葉区
私学進学率では、青葉区が30・9%で17年連続で一番高い数値に。続いて港北区(24・5%)、中区(21・9%)、神奈川区(21・2%)都筑区(20・6%)となっており、市内北部や中心部で私立中学進学率が高い傾向を示している。全体では、16・9%で前年度比1・2ポイント減少となった。私学進学率が低下したことについて市教育委員会では「不況の影響で、相対的に公立校が選ばれたのではないか」と分析している。
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