疾病により保育園に通えない子どもを預かる医療法人社団鴨居病院『みどり病児保育室』が今月、鴨居にオープンした。これは、仕事を休むことができない保護者に代わり、看護師や保育士が子どもを預かる事業で、緑区では初の保育室となる。
病児保育室は、医療機関併設の保育室でこの事業は平成16年から市が行っているもの。保育室には看護師のほか、保育士が常駐し、場所は鴨居病院の裏手にある。市内では14カ所目となる。
対象となるのは、生後6カ月から小学3年生までの児童。病気などで、他の児童との集団保育が困難で、かかりつけの医師と鴨居病院の医師が保育可能と判断した際に預けることができる。また、保護者が仕事の都合や保護者自身の疾病、事故、冠婚葬祭などのやむを得ない理由で育児ができない状況であることも条件となる。
負担額は児童一人につき一日2000円(おやつ代などは別)。定員は一日4人で、月曜から金曜の8時半から18時まで。申し込みには施設への事前登録、予約が必要になる。
「区内にも病児保育室を」
これまで区内には、同保育室がなかったため、利用者は、他区の病児保育室を利用する選択肢しかなかった。鴨居病院によると、緑区内にもつくって欲しいという声が多数寄せられ、今回は、こうした声に応えた形だ。
鴨居病院の七尾重保事務次長は「この事業をたくさんの方に知ってもらいたい。特に働くお母さんなどに、利用していただければ」と話している。
同病院では、今後の利用状況を含め、ニーズが多ければ、受け入れ人数の増加なども検討しているという。
事前登録や病児保育室などへの詳細は(【電話】045・933・6177)みどり病児保育室まで。
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