区内白山高校(吉川勝啓校長)美術コースに通う諏訪部伶美さん(3年)の陶芸作品が、来月3日から7日まで開催される『第35回全国高等学校総合文化祭』に神奈川県代表として出展される。同文化祭は震災があった福島県で行われる。「作品を見て少しでも被災地の方々が笑顔になってもらえれば」と諏訪部さんは話している。
総合文化祭は毎年開催され、吹奏楽、写真や囲碁、美術・工芸部門などがあり”文化部のインターハイ”とも呼ばれている。諏訪部さんは昨年11月に開催された県総合文化祭で高文連会長賞を受賞、今年の全国文化祭への出展を決めていた。
諏訪部さんの作品は、白山高校の穴窯で制作されたもの。「旅立ち」〜ねがい〜というタイトルで、ツボから魚が出ていくイメージを表現し、ツボの中には小さな魚が入っている。「今までで一番気持ちを込めて作りました。出展を狙っていたので本当に嬉しい」と話す。
全国総合文化祭期間中、美術・工芸部門作品は、福島県立美術館に展示される。現地では、全国から出展する生徒たちによる交流会も予定されており、諏訪部さんも参加する。
また、同文化祭は企画、運営を主催県の高校生が担うことになっており、福島県の高校生との交流も図られる。「全国から集まった作品を見て、感じて、今後の美術活動に生かしていきたい。現地の高校生とも積極的に交流できれば」と意気込みを話している。
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