緑消防署によると、区内の熱中症搬送者数が記録的な猛暑となった昨年を上回るペースで増えている。緑消防署では「過度の節電も影響しているのでは」と分析しており、「節電をしながらも、体調管理には気をつけてほしい」と話している。
5月1日から7月27日までの緑区内の熱中症による搬送者は24人。昨年同時期が15人で記録的な猛暑となった昨年を9人上回っている。
発生の内訳を見てみると、屋外作業が5人、居室内、歩行中各4人、運動、屋外行事各3人、屋内作業2人、車内、屋内外その他が各1人。年代別では65歳以上の高齢者が6人、成人16人、少年、乳幼児が各1人となっている。
緑消防署によると、昨年から熱中症に対する注意を促す広報などを積極的に行っており、区民の熱中症対策への意識は高いと認識している。昨年との違いには『節電』をあげており「過度の節電により、居室内の搬送者が多いように感じます。室内だからといって安心しないように心がけてほしい」と注意を呼びかけている。
小まめに水分補給を
今年の特徴として、喉が渇いていないと感じていても、熱中症の症状になっているというケースが緑消防署に報告されている。室温28度を超えないように調整することが大事としており「室温計を部屋に置き、温度調整を絶えず行うことが必要。水分をたくさんとることで体調管理に努めてほしい」と緑消防署では話しており、猛暑が予想される8月以降も引き続き熱中症への注意を呼びかけている。
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