奈良県で先月開催された、第38回全日本中学校陸上競技選手権大会で、区内田奈中学校(金子清一校長)の松村涼さん(3年)が100mハードルで3位入賞を果たした。田奈中学校から、同大会への入賞は6年連続となる。
松村さんは昨年も2年生ながら、200mに出場するも、予選落ちし、悔しい思いをしていた。今大会では、100mハードルのほか200m、4×100mリレーにエントリー。特に100mハードルは、大会前まで自己記録が全国で2位だったこともあり、上位進出の期待が高かった。
上位進出に集中するため、200mを棄権してまで臨んだ100mハードルでは、予選を本来のスピードある走りで突破。入賞がかかる準決勝は「一番緊張した」と振り返る通り、スタートがうまくいかなかったものの、後半に盛り返し、決勝進出を果たした。決勝では、得意のスタートで中盤まで先頭争いをし、そのままゴール。自己記録を更新する走りとなったが、3位となった。
松村さんは「今回は、優勝を狙っていた大会だったので、3位は悔しさもありますが、自己記録が出せて、メダルも取れたので、嬉しいです」と笑顔を見せた。
また、松村さんを指導する加藤智明顧問は「昨年の経験をうまく生かしてくれたと思います。予選、準決勝、決勝とタイムを伸ばしたことに、松村さんの精神的な強さがあり、今回の結果につながったのではないか」と話した。
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