来年5月21日に首都圏で173年ぶりに観測される金環日食で、緑区内を中心食線が通過することを受け、緑区役所では、残り200日を切った今月3日、カウントダウンボードを設置した。日食当日は緑区内できれいな円となる金環日食が見られる事が予想され、「ぜひ多くの方に知ってもらいたい」と区の担当者は話している。
日食は月が太陽の前を通り、太陽の一部を隠す現象のこと。金環日食は、太陽が月より大きく見えるため、月のまわりから太陽がはみ出して見える。太陽がドーナツ状に見え周辺が薄暗くなるという。
来年5月21日には、関東や中部、近畿地方などの広範囲で金環日食が見られ、緑区でも7時半ごろ、緑区役所周辺を中心食線が通過し、きれいな金環日食が観測できるという。
国立天文台によると、日本では、1987年に沖縄本島で観測された以来の金環日食とのこと。首都圏では173年ぶりとなり、珍しい現象が緑区でも見られることになる。当日は、世界中から注目を集めることも予想されている。
緑区役所では、このような珍しい現象を多くの区民に知ってもらおうと、記念イベントなどを企画検討している。主に、小さい子どもたちに自然科学への興味、関心を持ってもらうきっかけにしたいと考え、講演会なども行いたいとしている。また、ホームページに解説を設け、ロゴマークを作成し、様々な場面でPRしていく予定だ。
「区民の皆様と一緒に歴史的な瞬間を盛り上げていければ」と区の担当者は話している。
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