「募金お願いしまーす」。朝8時過ぎ、鴨居駅北、南口に児童の声が響き渡る。
鴨居小学校では、東日本大震災発生後、4月から毎月1回、6年生児童5、6人が1グループとなり駅前で、募金活動を行っている。「児童が『被災地のために何かできないか』と考え、学年全体で決まったのが募金活動なんです」。こう話すのは同校大森英司校長。
募金活動は毎月11日前後に行われている。「11日前後に行うことで、『震災を忘れない』との思いを強くするためです」。4月から始まった取り組みは11月で7回を数える。
今月11日にも、11月の募金活動が行われ、鴨居駅南口交番前、階段前、北口階段下などに分かれ、登校前に集まった6年生児童が活動を行った。
児童が「東日本大震災への支援活動をしています」と書かれた横断幕を掲げ、募金を呼びかけると、通りすがるサラリーマンらは、次々と募金を行った。中には「毎月ご苦労様。頑張ってね」と児童に声をかける人も見られ、同校の継続的な活動が、地域に認知されている様子が垣間見えた。
集められた募金は、宮城県東松島市の大曲小学校へ9月に一度届けられた。「児童は募金活動を通じて、継続することの大事さ、自分たちで考え、行動することを学んでいます。募金をしてくださった方々に感謝するとともに、地域から見守られ生活、生きていることを感じていると思います」と6年生担当教諭は話している。この募金活動は、今年度中行われるという。
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