火災件数、面積ともに減少 緑消防署 23年発生件数まとまる
緑消防署(吉村眞一署長)がこのほど発表した火災発生概況(速報値)で、平成23年の区内火災発生件数は前年比マイナス3件で、焼損床面積も減少したことがわかった。
平成23年の区内火災発生件数は46件。これを火災種別にみてみると、一番多かったのが、建物火災の24件、続いて雑草火災9件、その他火災8件、車両が5件となっている。
昨年は節電が求められ、石油ストーブなどを使用するケースが例年以上に多くなることが予想されたが、今年に入ってからも、これらが原因となる火災の報告は入っていない。「11月からの啓発活動などがうまくいったのではないか。しかし、石油ストーブなどの裸火は、火災につながるケースが多くなりますので、引き続き注意意識を持って頂ければ」と緑消防署では注意を呼びかけている。
昨年の数値から増加がみられたのが、雑草火災。緑消防署によると、鴨居、白山地区で昨年、火遊び、放火と思われる火災が7、8件確認されているという。これを受けて、昨年10月からは現場の巡回を強化するとともに、注意を呼び掛ける看板を設置するなどの対応を行っている。
焼損床面積は、昨年比206平方メートルのマイナスとなっている。「皆様が火災に気付き、素早く119番通報して頂いたことが大きかったと思います」と緑消防署では話しており、これからも火災時には冷静な対応をして欲しいとしている。
救急出場は増加
一方、区内の救急出場は昨年比468件増の7190件。事故種別でみると、急病が4823件(昨年比437件増)、一般負傷1162件(同27件増)、交通事故が619件(同8件増)などとなっている。一日当たりの出場件数は19・7で区民25人に1人が利用した値となった。
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