全日本ジュニア空手道選手権で準優勝し、林市長を表敬訪問した 真壁旺斗(あきと)さん 山下みどり台小学校 5年生
悔しさバネに進む空手道
○…昨年11月に開催された第5回全日本ジュニア空手道選手権5年生35kg未満の部で準優勝を果たし、先月19日、林文子横浜市長を表敬訪問した。市役所に行くのは初めてだったが、市長と挨拶をし、改めて全国大会で好成績を残したことを感じた。「でも、本当は優勝を目指していたので、今でも悔しさがあります」と大会を振り返ったが、「来年は絶対に優勝したいと思っています」とすでに前を見つめている。
○…「いとこのお兄ちゃんの試合を見て、技を出す姿がかっこよくて」と4歳から空手を始めた。現在は都筑区に本部を構える空手道MACで週5回稽古に励む。始めた当初は、練習でパンチやキックを受け、「痛かった」と苦笑いで振り返るが、練習を重ねるうちに、まわし蹴りや中段突きなどの技を覚え、空手にどんどんのめり込んでいった。「今はひざ蹴りを練習しているんです。試合でも出せるようにして、もっと強くなりたいと思っています」。今は空手が生活の中心だ。
○…現在、152cm、37kg。自身が今回出場した大会は体重制限があり、試合の2カ月前から減量し、大会に臨んだ。「チーズケーキが好きなんです」と話すが、甘い物は控え、野菜中心の食生活を送る競技への意識は大人も顔負けだ。大会後に祝勝会を兼ねたパーティーを空手教室の友達と行い好物を解禁。「そこで食べたケーキは本当に美味しかったです」と無邪気な笑顔を見せた。
○…全国大会出場は今回が4回目で過去最高は1年生の時の準優勝。今大会の決勝戦は、1年生の時に敗れた同じ空手教室のいとこが相手だった。「いつも一緒に練習をしている相手だったので、今回はどうしても勝ちたかったです」。前回の雪辱とはならなかったものの、大きな準優勝トロフィーをもらい、家の玄関に飾ってある。「来年は、いとこにも勝って優勝したい」。そのために、今日も空手に打ち込む。
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