神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2012年2月2日 エリアトップへ

ヨコハマ3R夢(スリム)プラン 開始1年、周知に課題 リデュース事業本格化へ

公開:2012年2月2日

  • LINE
  • hatena

 横浜市が2003年度に始めた「横浜G30プラン」は、ごみ排出量を30%削減する目標を上回り2010年度に終了した。市はG30に続く新たな計画として「ヨコハマ3R夢プラン」を昨年1月に策定したが、初年度の数値的な成果は小さい見込みで、全市的な周知不足も指摘されている。

 コスト削減で成果を上げたG30プランは、「分別」や「リサイクル」を中心にごみ減量に取り組んできた。「G30のその先へ」と題し受け継がれた3R夢プランでは、3R(スリーアール)の実践によって、更なるごみ減量と脱温暖化の推進を目指している。3つの「R」とは、Reduce(発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再生利用)の頭文字をまとめたもの。市では、ごみそのものを減らす「リデュース」に重点を置き、ごみ処理に伴って発生する温室効果ガスの削減を進める方針だ。旭区や鶴見区、港北区などでは、土壌混合法の講習を行い、野菜くずの堆肥化の普及に取り組んでいる。

節約ブームが追い風に

 計画目標では、ごみ処理に伴い排出される温室効果ガスを2025年度までに2009年度比で50%以上(ごみと資源の総量は同10%以上)削減することを掲げる。しかし、計画策定から1年が経過したにもかかわらず、市民からは「『3R夢』(スリム)の読み方が分からない」という声まで聞かれるなど、温室効果ガスを10%以上削減とする中間目標の達成も厳しい状況となっている。

 市資源循環局では、マスコットキャラクター「イーオ」=写真=とともにイベントなどに参加し、マイバッグ・マイボトル・マイ箸の持参などを啓発しているが、G30時のような大々的な広報活動はしていない。3R夢プランの担当者は「初年度はスリムと読んでもらうことから始めた。今後はリデュースの取り組み方を知ってもらう機会を増やしていきたい」と、2025年度の目標達成に向けた取り組みを強調する。幸いにも、「節約ブーム」が追い風となり、マイボトルは普及した。市では「マイボトルスポット」と呼ばれる飲料の販売・提供所を、現在の8ヵ所から1区1ヵ所以上に増やす計画だ。
 

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook