ボランティアすずめの会 500枚の絵手紙を展示 ケアプラとの交流を区役所で
区内のボランティアグループ「すずめの会」が3月5日(月)から9日(金)の間、緑区役所ロビーで絵手紙の展示会を実施する。期間中は、同会が鴨居地域ケアプラザのデイサービス利用者へ4年間に渡り送り続けて交流した約500枚の作品が紹介される。
展示会「鴨居地域ケアプラザ・デイサービスとの絵手紙交流4年間の歩み」を実施するのは、同地域ケアプラザ(社会福祉法人青光会運営)のデイサービス利用者を対象に、ボランティアで講座を行っている絵手紙愛好グループ「すずめの会」(水村銑子代表)。
「絵手紙を通して地域で何かボランティアができれば」と考えていた同会が、ケアプラザで講座を開始したのは、2008年1月。現在も月に1回、水村代表・森本澄枝さん・網井恭代さんの3人で指導を行っている。
水村代表らは、講座開始と同時に「利用者へ絵手紙を贈ることで、季節感を感じるとともに、少しでも心が和むのではないか」と考え、講師3人で作成した絵手紙を定期的にケアプラザへ送り始めた。干支や季節の花、果物をデザインした作品に利用者へのメッセージを添えたもので、4年間で500枚を超えた。
作品はこれまで、施設の壁面に展示するなどして保管されていたが、同会は「自分たちの活動の足跡を振り返ると共に、より多くの人に作品を見てもらい、絵手紙を通じたボランティアを知って欲しい」と考え、展示会の開催を決定した。
展示会を前に水村代表は、「講座では、利用者の目線に立っての指導を心がけています。何より”楽しかった”と言ってもらえると私たちも元気をもらえますし、それが継続的な取り組みにつながっていると思います」と話す。また、「講座の時間はもちろん、毎月送っていただいている作品を見た利用者の表情は、自然と明るくなっています」と、ケアプラザ職員は話す。
作品の展示期間は、3月5日から9日の5日間。午前9時から午後5時まで区役所1階ロビーで自由に閲覧が可能(初日は午前10時から、最終日は午後3時まで)。
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