リコーダーコンテスト 田奈・あかね台中、タッグで全国へ 脇タイトル25日開催、合奏の部金賞目指す
横浜市立田奈中学校(金子清一校長)とあかね台中学校(青葉区・直井純校長)の音楽部生徒総勢31人が、今月25日に都内で行われる第33回全日本リコーダーコンテストに合同チームで出場する。昨年4月のあかね台中開校に伴い、部員が離れ離れになってしまったが「一緒に全国へ」という思いで結成し大会に参加する。
リコーダーの演奏や鑑賞を通して、その普及と発展を目的に行われる同大会。北海道から沖縄まで全国各地の予選を通過した121団体が参加し、韓国や台湾などの海外からもエントリーされている。
同チームは昨年12月、東京都羽村市で行われた予選会で金賞を受賞し全国大会への出場を決めていた。田奈中音楽部は2・3年の計20人、あかね台中は1年から3年までの11人が在籍。全国大会では、22の中学校が出場する合奏の部で金賞受賞を目指す。
両校31人で
合同チーム結成のきっかけを作ったのは、田奈中音楽部を10年間に渡り指導してきた高坂聡子教諭。高坂教諭は、昨年4月、新規開校に伴い、一部の生徒らとともにあかね台中へ。両校の音楽部を指導してきた高坂教諭は「離れ離れになってしまった部員たちを一緒に大会へ参加させよう」と合同チームの結成を提案。両校の校長に掛け合い、同チームが実現した。
普段は、各学校で朝礼や放課後の時間を利用し、練習に取り組んでいる。全国大会を目前に控えた現在は、熱のこもった全体練習で、部員31人の音色を合わせている。
田奈中2年の宮本絵美子部長は「先生や親など支えてくれる人のためにも全国で金賞を取って恩返しがしたい」と大会への意気込みを語る。また、あかね台中2年の岡茉莉部長は「もともと田奈中音楽部だったので友達と演奏できるのは嬉しい」と話した。
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