新治地区 里山の文化学べる新施設 14日は記念イベント開催
区内新治里山公園内にこのほど、「つどいの家」と「旭谷戸広場」が完成し、今月8日から一般開放が始まった。施設は、市民が里山文化を学び、楽しむ場として整備された。14日(土)にはオープニングイベントが行われる。
今回一般開放された「つどいの家」と「旭谷戸広場」は、新治地区にある緑豊かな総合公園「新治里山公園」の一部に作られた。
これまで2009年には「にいはる里山交流センター(旧奥津邸)」が公開され、新治の水や緑環境を保全しながら、里山の体験活動などが行われてきた。同施設の指定管理者NPO法人新治里山「わ」を広げる会の仲丸平八代表は「公園の新たな魅力として、多くの方に里山の文化を伝えていきたい」と話す。また、横浜市によると、市民の森の中にある施設としては同施設は大規模なものだという。
今回完成した「つどいの家」(床面積370・46平方メートル)には広い「土間」があり、約30人が里山について学習できる。そのほか、木竹材を利用したクラフト作りなどが体験できる「工房」や、蕎麦打ち体験など地元で採れる食材を使用したイベントを行う「板の間」が作られた。つどいの家前の旭谷戸広場には、一面に芝生が敷かれ、どんど焼きや収穫祭などの野外体験が行われる。
また、新治里山公園の「管理事務所」(床面積145・75平方メートル)も新たに設置。ビジターセンターとしての機能を持ち、三保・新治地区など近隣の里山に関する情報を、展示や配布物、映像などで紹介していく。
今月14日(土)には、午前9時半から正午までオープニングイベントが実施される。十日市場中吹奏楽部による演奏をはじめ、「にいはる長屋門朝市」(午前10時から)やバームクーヘンづくり、ハーブクラフトなどの活動紹介などが行われる。
なお、施設の利用時間は、午前9時から午後5時まで。第4月曜日は休園となる。詳細は「にいはる里山交流センター」(【電話】045・931・4947)へ。
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