「5周年は皆さんのおかげ」 いっぽが記念公演
緑区地域子育て支援拠点いっぽが先月30日、2007年3月の開所から5周年を迎え、緑公会堂で記念公演を実施した。
いっぽを運営するNPO法人グリーンママの松岡美子理事長は、会の冒頭で「ここまでこられたのも、利用者の方をはじめ、子育て支援関係団体や地域の方々のおかげです。今日は、親子で一緒に楽しんでください」と挨拶した。
その後、第1部の「小さな楽しいコンサート」がスタート。ピアノ・ヴァイオリン・チェロによるトリオ「ドルチェ・ヴィータ」によって、「白鳥」や「星に願いを」などの曲が生演奏され、会場を埋め尽くした親子たちは演奏を聞き入っていた。
続く第2部では「影絵劇団かしの樹」が、「100万回生きたねこ」を披露した。開演前には、劇団員が影絵の仕組みを紹介し、来場者の中から選ばれた子どもが舞台に上がり、ウサギやキツネなどを実際に動かした。場内は、子どもたちによるぎこちない動きで、笑い声に包まれていた。会場を訪れていた神河大馳くん(神奈川区在住)は「少し難しかったけど、イノシシになったつもりで頑張ったよ」と笑顔で話した。
いっぽは、子育て中の保護者や子育て支援に関わる担い手をサポートすることを目的とした施設。事業の内容は「親子の交流スペースの提供」「悩み相談」「子育て情報の提供」「地域の子育て支援者とのネットワーク作り」など。また、2011年度からは、地域の中での子どもの預かり合いをサポートする「横浜子育てサポートシステム」の機能も担っている。
開所からの利用者は、2012年3月末現在で約10万6000人を超えた。2011年度では1日平均で80人以上が利用している。今後は、小・中学生や高齢者など様々な世代との交流や、地域との情報共有などで更なる連携強化を目指していきたいとしている。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>