緑消防署は17日、御前田西自治会(福田幹男会長)に感謝状を贈った。4月9日、長津田7丁目で発生した火災において、初期消火箱を使用し、延焼を防いだことに対するもので、緑消防署は「日頃の訓練の賜物で深く感謝申し上げたい」と話している。
今回、初期消火を行ったのは、高橋進さん、堀川勝さん、武藤美子さん、樋口佳子さんでいずれも火災発生現場近くに住む4人。初めに高橋さんが火災に気づき、大声で周辺に知らせ、堀川さん、武藤さんとともに初期消火箱に入っているホースを延長。その後、樋口さんも加わり4人で連携し、長津田消防隊の放水開始とほぼ同時に放水を行った。
火災発生現場は、消防隊の進入が困難な場所だったこともあり、緑消防署では「初期消火活動により、現場となった雑木林に隣接する住居への延焼防止に大きな効果がありました」と振り返る。
訓練が実を結ぶ
同自治会では防災訓練時、初期消火箱の取扱い訓練などを実施し、日頃から資器材の点検なども行っていた。今回の消火活動では、消火箱の使用方法などを熟知していたことも延焼防止につながった。
高橋さんは「とにかく夢中で消火活動を行いました。消火箱の使い方は知っていましたが、訓練などを通して、もっと日頃から火災などに対して意識をすることが大事だと身をもって感じています」と話した。
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