神奈川県立白山高校(笠原政明校長)の原田理江さん(3年)の絵画作品が来月8日から富山県で開催される「第36回全国高等学校総合文化祭」に県代表として出展される。原田さんは過去に県大会への出展はあるものの、全国には初となる。
美術コースに通い、美術部にも所属する原田さんは2年生時の昨年12月に開催された県総合文化祭で上位入選となる高文連会長賞を受賞し、全国総合文化祭への出展が決まっていた。
原田さんが今回出展するのは、縦約91cm、横約72cmのペン画。「夏の襲来」というタイトルで、60匹のセミが群がっている様子を描いた。「セミが嫌いで、嫌いなものを描くとどうなるのか試してみたかった」と話す原田さん。質感や虫の存在感をうまく表現することを心がけ、1か月半で描きあげた。セミを強調させるために、背景に色を付けなかったのも特長だ。
部活で原田さんを指導する藤岡邦枝顧問は「原田さんは2年生時には部長を務めた頑張り屋。発想が豊かで、セミのリアル感が今回評価されたのでは」と話している。
総合文化祭は、原田さんが出展する美術・工芸のほか、書道、写真、放送などの部門がある。美術・工芸は絵画、版画、映像などの作品が展示される。
原田さんは「作品が評価され、すごくうれしいです。60匹のセミが群がっているところを見て頂ければ」と話している。
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