アートフォーラムあざみ野(青葉区)で開催中の「横浜北部美術公募展2012」で、長津田在住の糸井桂子さんが大賞に選ばれた。今年の応募は過去最多の333点。今月22日の表彰式で糸井さんは「多くの作品の中から大賞に選ばれて嬉しい」と喜びを表した。
同美術公募展は、横浜北部地域(緑・青葉・都筑・港北区)の芸術文化振興を目的として開催されており、今年で7回目を数える。主催は、横浜北部美術公募展実行委員会。
大賞に輝いた糸井さんの作品は油絵で描かれた『赤まんま』。自宅近くの畑で紫の実をつけた赤まんまと雑草が光を受けている光景を表現したもの。
糸井さんは今から約20年前から10数年間絵画教室に通ったが「自分の作品を外に出したらどう評価されるんだろう」と考えるようになり2004年頃から全国のコンクールに応募するようになったという。同展にも初回から応募をしており全てに入選、3回の入賞を果たしてきたが、大賞は初受賞となる。
同展は回を重ねるごとに応募点数も増えており、今年は205人から過去最多となる333点の応募があった。昨年と比べ応募者数50人増、作品も24点増えており同展実行委員会は「関心の高さが伺えます」と話している。今年は特別審査員に俳優の石坂浩二氏を加え333点の中から入選作品を175点選出。そこから大賞を含めた入賞作品が選ばれた。
糸井さんの作品に対して審査委員は「画質の良さはもちろん完成度が素晴らしい。光や空気の緊張感が伝わってくる作品で、全員一致で大賞に決定しました」と評価した。
今年緑区から糸井さんのほか、岩瀬哲夫さんの「不思議な場所」が審査員賞を受賞し、27点が入選している。
入選作品の展示は、今月29日(日)まで。午前10時から午後6時(最終日は午後4時まで)で入場無料。
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