神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2012年7月26日 エリアトップへ

待機児童数、179人に激減 受入れ急増に不安の声も

社会

公開:2012年7月26日

  • LINE
  • hatena

 横浜市はこのほど、認可保育所の入所を待つ待機児童数が今年4月1日現在で、過去最少の179人だったと発表した。これは、待機児童解消を最優先施策として取り組んできた林市政の成果といえるが、一方で、保護者などからは急激な定員増に不安の声も聞かれる。

 今春の保育所待機児童数は、前年度の971人から179人にまで激減した。対前年度比792人となる大幅な減少は、保育所の定員増が大きな理由。市は昨年、認可保育所を49カ所新設したのをはじめ、市立保育所の増改築工事などにより3600人の定員増を図った。また、市が助成する認可外の「横浜保育室」や「家庭的保育」を拡充、保育専門相談員「保育コンシェルジュ」を全区に配置するなど、需要と供給のミスマッチ解消にも努めた。もう一つの理由は、集計基準の変更だ。厚労省の定義に従い、前年度から育児休業中の場合などをカウントしておらず、さらに今年度は、自宅で職を探している213人分も除外した。ただし、これらの人数を加味しても、対前年度比579人減。様々な施策が、一定の効果を上げているといえる。

 林文子市長は「2013年4月の待機児童解消を目指す」と意欲を示しており、現在も市内各地で保育所の整備が行われている。

保育の質を保て

 施策が進む一方、「急激な定員増で、保育の質が落ちては困る」と不安視する声もある事から、保育の現場では、公・民が連携して研修会を実施するなど、「質の強化」に励んでいる。また、不足する保育士の人材育成を目指し、市こども青少年局では、昨年度から新卒や潜在保育士を対象に説明会を実施するなど、就労支援にも乗り出した。同局緊急保育対策課では「地域ごとの分析を進め、環境改善を図っていきたい」としている。
 

緑区版のトップニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

生徒11人が独自ライブ

中山の音楽教室

生徒11人が独自ライブ

町田で3月31日

3月28日

公道で自動運転バス走行

京セラ

公道で自動運転バス走行

実証実験、一定の評価

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

団員充足率が100%に

緑消防団

団員充足率が100%に

「地道な声掛け実を結ぶ」

3月14日

いぶき野小へベルマーク

オーケー長津田店

いぶき野小へベルマーク

店長「小学校の応援団に」

3月7日

開業23年 十日市場町の歯医者 みどり歯科医院

安心の保険診療が中心です。車椅子のまま乗降可能な専用車での無料送迎にも対応しています。

https://midoridc.net/

緑区社会福祉協議会

〒226-0019 横浜市緑区中山2-1-1 ハーモニーみどり1階

http://www.midori-shakyo.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook