8月30日から9月5日の防災週間を中心に、緑区内の地域防災拠点で防災訓練が実施される。横浜市が今年発表した市民意識調査では、災害発生時に避難する「地域防災拠点」を知らない緑区民が5割以上いる結果が出たことからも、緑区では「この機会に一人でも多くの方にご参加頂きたい」としている。
緑区内の地域防災拠点は22カ所の小・中学校が指定されており、地区ごとの自治会単位で区分けされている。各拠点では、防災週間を中心とした日程で、年1回以上の防災訓練を実施している。
緑区によると、復興元年と位置づけられている今年は、より実践を想定した訓練を行う拠点が多くなっているという。資機材取扱のほか、初期消火、拠点の開設や受け入れ確認、炊き出し訓練など、状況に合わせた訓練が予定されている。
霧の里で行われる防災訓練では、今年も1日(土)から2日(日)にかけて宿泊訓練が予定されており、避難生活を体験することで、いざに備える。
緑区の担当者は「訓練に参加することで、防災について考える機会として欲しい。自分の身を守るためにも、一人でも多くの方に参加して頂き、できることから今すぐに、準備をして欲しい」と話す。
3月には初の合同訓練
「安全・安心、みんなにやさしいまちづくり」を基本目標としている緑区では、3月から防災マップと区民生活マップが一体となった「区民生活・防災マップ」を作成。緑区内や近隣の災害時帰宅困難者等支援施設などが載った「帰宅困難者支援マップ」なども配布しているほか、メールアドレスを事前登録することで、災害情報などが得られる「災害情報等Eメール」も実施している。また来年3月11日には各地域防災拠点が連携した合同の訓練を初めて実施し、区全体で減災にむけ取り組んでいく。
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