横浜市環境科学研究所がこのほど発表した、2012年7月から8月の気温観測結果によると、区内新治町の熱帯夜日数が市内で最も少ない7日だったことがわかった。調査結果から、今年の夏は新治町が”涼しい夏の夜”だったことがいえる。
同研究所が発表した観測結果は、ヒートアイランドの実態を把握するため、市内43地点で気温観測を行ったもの。期間は7月から8月の62日間で、1488時間観測した。観測地点は小学校とされており、緑区では新治、緑小学校が対象となった。
熱帯夜とは、一日の最低気温が25℃以上の夜のこと。新治町が市内で最も少ない7日だったことに対して、最も多かったのが、神奈川区新子安の42日。市内の観測地点間で最大35日の差があったことになる。
市の担当者は、この結果に対して「新治町などの広範囲にわたる緑地がある周辺は、気温の上昇が少なかったのではないか」と分析している。
また、一日の最高気温が30℃以上となる真夏日は、緑区を含む、鶴見、港北、都筑区などの北東部で高温となる傾向が見られたほか、真夏日日数では、鶴見区生麦で最も多い49日、港南区港南台などで最も少ない33日だった。
なお、中区山手町にある横浜地方気象台の真夏日日数は42日だった。
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