鴨居連合自治会(板垣憲明会長)はこのほど、今年夏に行った人命救助と地域での長年に渡る看護活動に対して、鴨居在住の吉村カノさんに感謝状を贈った。
吉村さんによると今年の夏、自宅前で「ドーン」という音がして窓を開けると、乗用車とバイクの事故で、ヘルメットをかぶった男性が車の下に頭が入るような状況で倒れていたという。すぐさま救急箱と保冷剤を手に現場へ駆けつけた。男性の意識を確認し「大丈夫だよ」と繰り返し声を掛けながら血圧と脈を測定。救急車が到着するまでの間、救護活動にあたり人命を救助した。
吉村さんは、区内の病院で看護師として長年勤務した経験を持つ。以前から「地域のために役に立ちたい」と考えていたこともあり、60歳で現役を退いた時点で地域活動に参加するようになった。「鴨居会館お食事会」「鴨居原市民の森愛護会」などを中心に、地域で開催される各種イベントに救急箱を持ち参加し、看護師という立場でケガ人の救護などを行ってきた。今回はこれらの長年の活動が、感謝状が贈られた要因にもなっている。
「まさかこのような賞を頂けるとは思っていなかったので恐縮です。今後もできる範囲で活動していきたい」と受賞の喜びを語った。
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