“努緑（どりょく）の継承”県政報告【5】 県政の財政課題と震災対策 神奈川県議会議員 やなぎした剛
県議会報告
神奈川県緊急財政対策（神奈川臨調）で、黒岩祐治知事は、県有施設、県有地の廃止や売却、県単独補助金の一時凍結を含むゼロベースでの見直しを行う方針を示しました。
県財政は厳しくよりスリム化を図り、これらの見直しは行わざるを得ない課題だと私も認識しています。
四季の森公園がなくなる？
緑区では「県立四季の森公園」があり、「廃止になるの？」との質問を数多く頂いております。都市計画で造られた公園を簡単に廃止できるはずもなく、私は、災害時の広域避難場所になっていることからも現実的に廃止になることはないと答えています。近代美術館などの教育施設、福祉に関する補助金も見直し対象となっており、今後議会での十分な議論を踏まえ拙速に判断することのないよう精査していきます。
常任委員会報告
所管の安全防災局では、震災以降、災害に備えるための予算計上がなされました。注目は「神奈川県地震災害対策推進条例」を制定する取組みです。震災を風化させることなく、県民誰もが自助・共助・公助を基本理念とし減災に取組むことを条例化することで、県民、行政が一体となり協働で取組むための条例です。県は、海や山、都市部、農村部、石油コンビナート等事務所など自然的、社会的要素を持った県です。この要素を条例に取り込み、神奈川らしさを取り入れた条例になっています。４月１日の施行にむけて委員会での議論を重ねております。
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