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シリーズ【9】 "微細な病変"観察難しい「胃カメラ」
がん検査の一つに「胃カメラ」があるが、「胃に炎症を抱えている人も多いため、特に早期段階の微細な病変は発見しにくい傾向があります」と話す平島院長。国立がん研究センターなどで内視鏡診断の修得に励んできた院長。毎月”がん”をテーマに連載。今月は『胃カメラでの観察の難しさ』について。
「複雑・色調変化の弱い病変の発見。がんで苦しむ人を減らすには、全てここにかかっています」。胃がんの病変は、胃炎の中に隠れていることが多い。特に日本人は胃炎が多く、胃の観察が難しいため、より見逃しのない観察力が問われるという。「最近多く利用されている経鼻内視鏡は画像の解像度が低く、視野が狭く、光源が暗いため、ごく早期の微細な病変の発見は、難しいのが現状です」
そこで同院は、病変が平坦で見極めが難しい微小な早期がんでも早期発見につなげようと、「デジタルハイビジョン内視鏡」を導入している。粘膜の微小な血管や腫瘍模様をより詳しく観察。さらに特殊染色・特殊光を併用して100倍拡大機能付内視鏡検査を行うことで、色調変化などからポリープに潜む悪性度も判断。「将来的にがんになる病変か否かを判断し、早期発見・治療につなげています」。【次回は、ピロリ菌検査について】
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