(PR)
全例日帰り手術 足の血管が浮き出てしまう「下肢静脈瘤」 出産・立ち仕事・加齢が原因
命にかかわることは少ないものの、自然に治ることはなく徐々に症状が進行することが多いという下肢静脈瘤について、平成18年5月の開院から2000肢以上の手術を行う齋藤典彦院長に話を聞いた。
下肢静脈瘤は、一般的に出産後の女性のほか、立ち仕事が多い人や加齢などが原因で発症し、足の静脈血管内にある逆止弁が壊れてしまう病気。
齋藤院長は、主に足の内股部分や膝の裏側の血管が膨らむ「大伏在静脈瘤」「小伏在静脈瘤」などをあげ、発症後は足の血管がこぶのように浮き上がる・足が重い・だるい・こむらがえり・かゆみ・湿疹などの症状が現れるという。症状には個人差があるが、軽度のものだとクモの巣状に拡がる場合もある。「症状が進行し色素沈着や潰瘍がでてきたり、スカートをはく女性は特に美容面から治療を行うケースが多いです」と齋藤院長は話す。
検査は、下肢超音波検査(エコー)で血管の太さや逆流の程度を診断。軽度の場合は弾性ストッキングによる圧迫療法や注射による硬化療法で治療を行っている。
昨年1月からは、細いファイバーを血管内に入れ、静脈瘤を焼いて閉塞させるという手法のレーザー治療(保険適応)を開始。「手術による創(きず)口は2㎜から1cmと小さく、切開傷が気になる女性や体力面が心配な高齢者も治療が可能です」
また、重度の症状には病気の血管を引き抜くストリッピング手術を採用。全例日帰り手術となっている。
|
|
|
|
|
|