横浜創英大学 URと団地で子育て支援 専門知識 地域で活用
横浜創英大学(小島 謙一学長/三保町1)は10月6日から、UR都市機構神奈川地域支社と共同で、区内の団地などを対象に子育て支援イベントを行う。子育て世帯への支援や地域コミュニティの構築に専門知識を持った教授や講師などが参加するという。
この取り組みは、同大学(締結当時は横浜創英短期大学)と霧が丘連合自治会、UR都市機構の三者が2011年に締結した「霧が丘グリーンタウン団地及びその周辺地域の活性化等の推進に係る連携協定」に基づく。
同団地を含む霧が丘エリアで長年にわたり地域づくりに積極的に取り組んできた自治会と地域との交流に重きを置く大学、多世代交流の推進で団地の活性化などを図るURが協力し、子育て支援や地域づくりを行う取り組み。
URでは団地内にある見通しの良い広場や豊富な緑などの環境を子育て支援に活かそうと様々な試みを行ってきた。こうした取り組みに大学が協力することで、大学が保有する専門知識などを子育て支援に活用していく狙いがある。
読み聞かせやレクを実施
同イベントは3回の構成。10月6日に行われる第1弾「読み聞かせと音楽のコラボレーション」では同大学こども教育学部長繁下和雄教授(元国立音楽大学副学長)が、幼児から小学生の子どもと保護者を対象に読み聞かせなどを行う。実施場所は霧が丘グリーンタウン22街区集会所。時間は午前10時から11時まで(申し込み不要/希望者は直接会場へ・保護者同伴のこと)。
第2弾として、同学部溝口武史准教授が2歳から小学校就学前の子どもと保護者を対象に体操などを教える「スポーツレクリエーション」(11月17日午前10時から11時半/会場・横浜創英大学アリーナ)、第3弾として同大学看護学部の山下麻実助教授らが子育て中の父親と母親を対象に子どものもしもに備える対処法を教える「知っておきたい、子どもの命をまもる技」(2014年1月18日午前10時から11時半/会場・横浜創英大学3号館)を予定しているという。
同大学では「教育学部や養護学部を有する大学として、専門分野を地域の皆様のためにいかせれば。2つの学部が協力して参加することで幅の広い子育て支援につながるのではないか」と話している。
「霧が丘グリーンタウン」…848戸/所在地・緑区霧が丘3丁目、5丁目
「学校法人堀井学園横浜創英大学」…看護学部(学生数200人)、こども教育学部(100人)
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