学園祭「秋桜祭」の実行委員会会長として企画に取り組む 山崎 孝典さん 横浜創英大学(三保町)2年
子どもの笑顔つくりたい
○…「学園祭は年に一度、たくさんの人に大学を知ってもらうチャンス。自分たちらしさや地域に開けた大学をPRできれば」。学生主体で運営する一大イベント。総勢20人の実行委員会をまとめる。昨年は1年生として、大学にとっても初めてとなる学園祭の運営に取り組んだ。「昨年は大学もまだできたばかりだったし、本当の意味のスタートは今年だと思っている」。後輩と挑む今年のテーマを「はじめの一歩」に定めたのもそんな気持ちから。学業の合間を縫っての準備に奔走する。
○…横浜市生まれ。幼少期を市内の団地で過ごした。学年に関係なく、隣近所、近くの棟と、多くの同級生や子どもたちと遊ぶのが当たり前の世界。皆のお兄ちゃんとして子どもたちの面倒を見るうち、いつしか保育士を目指すようになった。「とにかく子どもが好き。小学生の頃にはもう、将来は子どもと接する仕事に就くと決めていた」。昨年、子ども教育学部の学生として横浜創英大学に入学。現在は来年の実習に向け、教育関連の知識の習得に励んでいる。
○…大学でより専門的に子どもの発達補助・教育について学ぶ中で、団地の子どもたちに対し、自らが自然としていた対処や会話法にはしっかりとした学問としての裏付け、根拠があることを学んだ。「自然とニュースにも目が行くようになった。子育てに関する税金の使い方や法令についても知ればするほど課題がみえてきた」
○…学園祭の準備は楽しいことばかりではない。裏方の仕事の中で、悔しい思いや失敗、後悔を味わうことも多い。特に出演者との交渉事など『社会との接触』は初めてのことばかり。「気持ちを入れて取り組む分、発見や感動も多いと感じている。社会人とはこういうものか、と考えさせられる場面も。良い経験になっていると思う」。学生と社会人の狭間で、試行錯誤の日々が続いている。
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