「地域に寄り添う教習所でありたい」 株式会社鴨居自動車学校・齊藤孝雄社長
発達障害や学習困難などの学生たちに免許取得の道を開いたとしてこのほど、一般社団法人全日本指定自動車教習所協会連合会・会長より表彰(内賞)を受けた。
「教習所という施設は、公安委員会などにも通ずる。より一層の地域貢献をと考え、星槎学園さんへの支援に乗り出しました」と齊藤孝雄社長は話す。
この取り組みでは、同学園の生徒向けに学科授業を実施。将来、運転免許をとるために必要な予備知識などを学ぶ機会を提供した。「生徒たちに並々ならぬ熱意をもって接する星槎学園の先生たちの姿勢に心が動きました。生徒さんたちが将来、社会で生きていくための武器として、免許がお役に立てることがあればと」。
「どんな時にも人間としての尊厳を重んじる生き方をしたい」。その思いは経営者としての視点にも現れる。「社員もひとりの人間。もちろんお客様もそう。しっかりとした心をもって向き合いたいと考えています。免許を取るだけで終わらない、そんな存在になっていきたい」。
修了後の安全講習や地域への出前事業などを積極的に行うのもそのためだ。地域に寄り添い、心の通うサービスを展開する―。そんな教習所であるために、今日も忙しい日々を送る。
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