鴨居小学校 140周年、地域と祝う 記念事業の準備進む
区内鴨居にある市立鴨居小学校が来年秋に創立140周年を迎える。大きな節目となる年を目前に、歴代のPTA会長や父母有志を中心に記念事業の準備が進んでいる。実行委員会では事業を通じ、地域とともに歩んできた歴史と伝統を次世代に繋ぎたいとしている。
鴨居小学校は1874年、地元の名士である大川熊太郎氏が開いた私塾として鴨居6丁目に創立。菅田町、池辺町、白根町などから約100人の児童が通ったという。その後、東通りや中里、駅前通りなどへの移転を経て現在の校舎(鴨居4丁目)となった。
大きな節目となる年を前に同校140周年記念事業委員会が今年発足。地域とともに歩んできた歴史を尊重しながら、新たな時代へと繋いでいくための記念事業を計画してきた。
「鴨居小らしさ全面に」
記念事業の大きな柱は「マスコットキャラクターの決定」と「記念誌製作」。児童や学区にある自治会などから素案を募り、投票でマスコットキャラクターの名前を決定した。公募で誕生したキャラクター「カモるど」は今後、様々な地域イベントなどに登場し、140周年をPRするという。
「記念誌」は学校の周年記念としてはボリュームのある80ページ程度のものを製作する。4世代にわたり鴨居小に通った家族や、戦中にまで歴史をさかのぼり、戦艦武蔵に乗船した卒業生のインタビュー記事を掲載する予定だ。このほか、鴨居にまつわる懐かしい写真などを地域から募り、長い歴史を振り返る。実行委員会では来年夏頃の完成を目指しているという。
実行委員会委員長の石川伸さんは「スローガンは『140周年!つなげるバトン輝く未来へ』。子どもたちも卒業生も地域に支えられてきた140年の歴史を感じつつ、次世代にうけついでいってほしい」と話している。
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