「子育て環境充実させたい」 母と子の手仕事工房ローラ
「うまく羊毛が扱えない」「いい作品ができた」――。月に1回、未就学児の子どもをもつ母親たちが新治町や霧が丘の公共施設に集まり、木工や竹細工などの手仕事を楽しんでいる。緑区が住みよいまちづくり事業に助成する「チャレンジ提案事業」の認定団体「母と子の手仕事工房ローラ」(鈴木真奈美代表)の活動だ。母親たちが作業に没頭している間、子どもたちは同じフロア内で保育士に見守られながら、母親らが羊毛などの自然素材で作ったおもちゃで夢中になって遊んでいる。「子育て中のママが、ちょっと子どもをわきに置いて自分のために打ち込める場所を作りたかったんです。その楽しんでいる姿を子どもたちが見ることで何かに打ち込む大切さなどを学んでもらえればと考えています」と鈴木代表。
2012年度に鈴木代表らが手さぐりで活動をスタートさせた。「この会を始めて良かったと実感しています。自分が作った作品を子どもが見て『お母さんってすごいね』と言われたときなどは最高ですね」と笑顔になる。「課題は団体のPRが苦手なところ。もっとたくさんの母親たちに遊びにきてもらいたい」。西部開拓時代のアメリカを題材としたTVドラマ「大草原の小さな家」の開拓精神に共感し、ドラマの登場人物から団体名をローラと名付けた。
「外部とのつながりが少なくなるママたちに出会いの場を提供するなど区内の子育て環境を充実させていきたい」
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