災害時でもガス安定供給 上山・株式会社マルエイ
「お披露目会」で事業説明する同社の勝野支店長（後方左）
ＬＰガス販売事業などを手掛ける株式会社マルエイ横浜支店はこのほど、国が定めるＬＰガス中核充填所の設備を整え、お披露目会を開いた。
ＬＰガス中核充填所は大規模災害発生時に被災地域に対してＬＰガスを安定供給できる体制を整えた施設。同社は災害による交通の遮断や様々な条件下で、主に横浜北部域のＬＰガス販売事業者に対し、ガスの安定供給を行っていく。
国は東日本大震災発生時に停電などのため多くのＬＰガス補填所が稼働停止に陥ったことを受け、２０１１年度からＬＰガスを安定供給できる体制づくりを目指し進めてきた。選定には、年間50万トン以上のＬＰガスを輸入していることや、自家発電、ＬＰガス自動車が設置されていることなどが条件として義務付けられている。13年度は同社を含め県内17カ所の事業所が選ばれた。同社の勝野雅男横浜支店長は「地域に貢献したいと準備を重ねてきた。災害時にＬＰガスを安定供給する体制をつくることで社会的使命を果たしたいと考えている。国や県などと連携し地域のために力を尽くしたい」と話している。
当日は設備概要の説明も行われた
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