先月1日、緑土木事務所所長に就いた 村田 守廣(もりひろ)さん 町田市在住 52歳
地域との繋がり大切にしたい
○…勤続30年の節目に土木事務所所長に就任した。これまでの29年間は、市道路局に勤務。新天地での職務に「新人の気持ちで挑んでいきたいと思う。市民生活を支える大切な仕事。ミスなく業務を進めていくことが求められている」と意気込む。道路や下水、公園の維持・管理にあたる業務に強い責任とやりがいを感じている。
○…これまで務めてきた道路局では、市営地下鉄や市営バスの計画、設計などを担当してきた。「グリーンライン」には設計から工事まで10年間携わった。その最初の約3年間は月に1回の割合で開通予定地周辺の住民を訪問。同線の必要性を伝え歩いた。「騒音を心配する声などを地域の皆様から頂いた。資料片手に住民の不安を一つひとつ丁寧に解消していった」。同線の運行が始まると線が開通した喜びよりも住民に活用してもらえるか不安な気持ちの方が強かった。「今でも乗客数は気になる。増えているとやっぱり嬉しい」
○…緊張が続く業務の良い息抜きになっているのが、帰宅後、妻と一緒に見るTVドラマ鑑賞だ。「ドラマの世界にそっと感情移入することで、日常から少し頭を切り替えられる。これがいいリフレッシュになっている」と話す。身体を動かすことも元来好きな方だ。「土木事務所にも野球チームがある。実は今、入部を考えている。ともに働く職員たちと良いコミュニケーションがとれれば」とはにかむ。
○…便利で安全な道路や公園を永続的に保つためには、地域とのつながりを深めることが欠かせないと考える。区内に145カ所ある公園のうち、約130カ所を地域住民による公園愛護会が協力して管理してくれていることに感謝するとともに、良い連携を続けていきたいと考えている。「時代とともに、我々も地域の方担当者は変わる。しっかりと引き継いでいくため、日頃から良好なコミュニケーションを取り合っていきたい」
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