霧が丘連合自治会 塚田会長に防犯栄誉金章 夜間パトロールを定着化
霧が丘連合自治会会長を務める塚田順一さん(66歳)が先ごろ、全国の防犯功労者に授与される「防犯栄誉金章」を受賞した。霧が丘地区の地域住民による防犯パトロールを定着化させるなど、18年間に渡る防犯活動が評価された。
「防犯栄誉金章」は、各都道府県防犯協会会長と警視総監や道府県警察本部長が協議のうえ、銀章を授与されてから3年以上が経過した人から選ばれる。今年度は全国から92人が選ばれ、横浜市からは塚田さんひとりが選出された。
塚田さんは1996年頃、霧が丘地域の公共施設や小売店の窓ガラスが夜間に割られる事件が相次いだことから、夜間の防犯パトロールを地域住民に呼びかけ開始した。
当初は50人程度の参加だったが、参加者にパトロール実施日を知らせる便りを送ったり、パトロール用の帽子や提灯などを用意して参加者の意識を高めるなどの工夫を重ね、現在、170人まで参加者を増やしてきた。
パトロールは当初、週3回行っていたものを現在は毎週土曜日に固定し、参加者をグループに分けて1回当たり20人程度で実施している。
塚田さんは「このような賞を頂けてうれしい。防犯活動に参加してくれている地域の皆さんの協力があってこそ受賞できたと思う。パトロールは地域の顔の見える関係づくりにもつながる。今後も参加者を増やしていきたい」と喜んでいる。
霧が丘地域で小売業を営む男性は「夜間パトロールを実施してくれるおかげで安心して商売ができる。夜、街でたむろしている人も見なくなった」と話している。
同章の授与式「全国地域安全運動中央大会」は9月25日、東京・明治記念館で行われる。
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