レトロな商店街、緑区遺産に 緑新栄会が登録第一号
未来に残したい区の歴史・文化的資源を登録し区がバックアップなどを行う「緑区遺産」の第1号に昭和レトロな街並みを残す商店街「緑新栄会」が認定された。今後は区がPRなどで支援し、魅力を発信していくという。
「緑区遺産」は区内に存在する有形の歴史・文化的資源で、その価値が地域に認められているものを登録し、区がPRや行政関係の手続きなどを支援する取り組み。区に申請し、認定されれば登録完了となる。
「昭和の街並み」後世に
第1号に登録された「緑新栄会」は中山駅南口にある商店街で、その街並みは昭和の雰囲気を残す。
昭和40年代頃から形成された商店街には、レトロな看板や狭く入り組んだ小道が独特の雰囲気をつくり出している。現在は約45店が加盟。盆踊りなどの年間行事を通じ、地域に親しまれる商店街として知られる。
先月30日には名取正彦区長が同商店街の「晩酌つるちゃん」を訪れ、緑新栄会の山越正己会長に登録証を手渡した。
登録証を手にした山越会長は「皆で大事にしてきた街並みが登録となりとても嬉しい。これを機にここの魅力を広く知っていただければ、よいPRになると思う。力を合わせて盛り上げていければ」と話した。
区がPRを支援
名取区長は「区内にはこうした価値のある遺産がたくさんある。この取り組みを通じ、区でもPRをお手伝いさせていただきながら、多くの魅力を発信していければ」と話している。
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