市は11月27日、区内インフルエンザの患者数が流行の基準となる定点あたり1・00人を上回る4・00人であることを公表した。昨年よりも早いペースで患者数が増えていることから、市は例年よりも早く、流行の最盛期を迎える可能性があると注意を呼びかけている。
市は流行の目安となる患者数(定点あたり)を1・00人と定めている。緑区では11月17日から23日の1週間で患者数が4・00人となり、流行期に突入した。
患者数に目をむけると、昨シーズン、定点あたり4・00人を超えたのは、1月の2週目。1カ月以上早いペースで患者数が増えていることから、市は流行の最盛期も前倒しになる可能性があるとみて注意を呼びかけている。
インフルエンザは感染力が強い特徴があり、流行期に入ると一気に広まる傾向がある。例年12月下旬頃から流行期に入り、その後一気に最盛期となり、4月頃までに終息を迎えるが、市は「断言はできないが、患者数の推移を見ると例年より早くピークを迎える可能性がある」と話す。
小中学生の感染増える傾向に
市健康福祉局に所属する医師の岩田眞美氏は「11月以降、気温が急激に下がったことに身体が対応できなかったことなどが要因として考えられる。10から14歳の小中学生の患者が増えているようだ。学校内の感染に気をつけてもらいたい」と市内の流行の状況を分析する。
対策としては、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用などの基本的な取組みのほか、栄養と睡眠をしっかりと取る、規則正しい生活を送ることが大切としている。
市は現在、流行情報を市のホームページ上で公開しているほか、警報レベルに至った場合には記者発表などを行い、注意を呼びかけていく方針でいる。
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